教会メンバーのお話

2020年12月19日 土曜礼拝より
「一対一弟子教育を終えて」 中村恵美子

私は2019年5月から(教会にきて半年経過したくらい)姉妹に一対一の弟子教育をしていただき、2020年の11月に終了しました。

弟子教育をして下さった姉妹とこのような機会を与えて下さった牧人先生、グレース先生に感謝します。

弟子教育のテキストは、クリスチャンとしての基本的な知識がなかった私にとって、イエス様を知ることから始まり、救い、祈り、交わり、伝道、聖霊の満たし、試み、といったテーマを一つ一つ学び進みながら、同時そのテーマの聖句を暗唱していくというプログラムでした。

そのような中、2020年突然襲ってきたコロナ感染症への恐れ

今まで甘えて生きてきた私ですから、打たれ弱く、人一倍不安に陥りました。

そして私が教会に行かなくなったので、姉妹との一対一の学びも中断してしまったのですが、姉妹が一対一の学びを電話で行うという案を出して下さり、8月から再び学びが始まりました。

まだまだコロナ社会の不安が続いていた中、姉妹と電話で学び、分かち合って、たくさん楽しい雑談もして、そして毎回必ず姉妹が「また今週一週間も、私が通勤や会社で守られますように」と祈って下さいました。電話が終わると、今週も神様に守られて仕事を頑張っていこう!という前向きな気持ちになって、ふと、そうか、だから神様は今、私に一対一の学びの機会を与えて下さっていたのか。さらに考えれば、私にコロナ社会の不安がやってくる前に、その準備のために、教会にきちんと通えるように導いて下さったのだと感じました。

一対一の学びは、事前に聖書の様々な箇所から聖句を書き写していき、その中から答えを見つけていきます。

テキストの答えが聖書の中に詰まっていて、読解力のない私に姉妹が答えを出すのを助けて下さる中で、本当に当たり前のことなのですが、聖書って、書いた人が違っていても御言葉がつながっていて、全て答えてくれている。改めて聖書はすごいなあと思いました。

たくさんの大切なテーマがありますが、このように不安が長引いていると、祈りと交わりのテーマが強く心をとらえました。

祈りのテーマの時、お恥ずかしいのですが、初めて祈り方の基本を学びました。

神様を賛美して、告白して、感謝して、とりなしをしてから、やっと求めるという祈り方の順番を知り、その順番を「祈りのちから」という映画の真似をして付箋に書いてベッドの近くに貼っています。

いまだに自分に足りないのは神様に全て委ねる心です。祈りのテーマに出てきたマタイの福音書21章22節「あなたがたは、信じて祈り求めるものは何でも受けることになります。」常にこの聖句を思ってから祈ると、今までより神様が聞いて下さっていると感じられるお祈りになりました。

交わりのテーマはまさに一対一の弟子教育のことで、教会に通っているだけではなく、信徒同士の交わりが生み出す平安はとても必要だと感じました。

エペソ人への手紙4章7節「しかし、私たちは一人ひとり、キリストの賜物の量りにしたがって恵みを与えられました。」

これからも賜物を活かしていけたら感謝です。

最後の「主の働き」のテーマまで弟子教育を学び終えて、後半になってくると、伝道や従順の試みは、私にとって全く実行するのは難しいと思える部分もあります。私はこのテキスト通りの、自分中心ではなく、キリストが中心の生活のクリスチャンにはまだ完璧になれてはいないと思いますが、近づいていけるように祈っていきたいと思います。

2020年12月19日